【家具製作】#8 収納棚をつくる|計画編

DIY

広島を拠点に各地でリノベーションデザインをしながら、
大家になることを目指しているフジイです。

本業では住宅や店舗のリノベーションを
デザインから作ることまで一貫して行なっています。

今年の春ごろ、親戚のご夫婦から
「中古住宅をフルリノベーションするから、相談乗ってくれない?」というお話から、
「全体の内装相談と造作家具の制作」をさせていただきました。

※全体の計画の記事はこちら
(URL)https://magazine-365.com/furniture-1/

相談いただいた内容は以下の6項目。

⒈ オーダーメイドの洗面台が欲しい
⒉ 手洗いカウンターが欲しい
⒊ 乾燥機の専用台が欲しい
⒋ 各所の収納を作って欲しい
⒌ 外壁を板張りしたい

https://magazine-365.com/furniture-1/

今回は、その内『⒋ 各所の収納を作って欲しい』の計画編をお届けします。

では計画した内容をご覧ください。

要望

ご依頼をいただいたのは、次の3ヶ所の収納のご相談。

  1. 玄関収納
    →場所:玄関横のウォークインシューズクローク
  2. パントリー収納
    →場所:キッチン横の納戸
  3. サニタリー収納
    →場所:脱衣所

これらの部屋がリノベーション完成時は空間のみで、
何もない状態になるため、収納が欲しいとのことでした。

そのため全体とのバランスを考慮し、使い勝手も損なわないよう設計しました。

プラン

全体的なイメージはご覧の通り。

内装が「オーク」「白い珪藻土」を基調としていたので、それに合わせて『オーク系の棚板』で統一することに。

主な構造は『可動棚』に。
そうすることで4人家族であるこのご家庭の
年々の環境の変化に合わせることができます。

提案資料

⒈ 玄関収納

玄関横のウォークインシューズクローク。

家族4人分の靴や外道具、おもちゃなどを効率よく収納できるように
横幅いっぱいの可動棚を設置。

玄関からすぐ見えるので、他の家具と同じオーク材を使用し
雰囲気良く作成しました。

⒉ パントリー収納

キッチン横に、一部屋まるまる納戸を確保した贅沢な間取り。

食材や日用品などさまざまな物がしまえたり、ストックできるパントリー収納です。
こちらも効率的に収納できるよう可動棚で効率的に。

素材はあまり見える部分ではないのオークではなく、
シナ材を使いコストを抑えました。 

⒊ サニタリー収納

お風呂と洗面所の間にある脱衣所。

このスペースにはお風呂上がりで使えるアイテムを収納できる
収納を設置。

タオルや掃除道具、着替えなど。

まとめ

家づくりで「収納作り」はなかなか骨の折れる作業です。

まず整理収納とは、自分の持ち物の量を把握し、定位置を決め、適量を適正な収納用品で納めること。

そのベースのとなる“収納”は、とても大切な場所です。
ある程度生活スタイルが固定し、持ち物の増減が少ない場合は、「見せる収納」にこだわり素敵な収納家具を置くことも可能です。

しかし今回のご依頼主は、お子様も小さい4人家族。
お子様の成長に伴い、年々環境の変化が大きい年代です。

その場合はできるだけフレキシブルな収納にすることで、
その時その時に必要な収納スペースに臨機応変に変化させることができます。

次回は制作編として、制作風景と完成写真をお届けします。
お読みいただきありがとうございました。


フジイ トモキ / 365 WORKS・代表
(@365_works )

「家をつくる、日々をつくる」を コンセプトに
住宅リノベーションを デザイン・セルフビルドしています。

主なお仕事
・住宅のリノベーション
・家具の製作
・DIYの相談、手助け

1990年生まれ、瀬戸内→大阪→東京→瀬戸内

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