【家具製作】#7 乾燥機の専用台をつくる|制作編

DIY

広島を拠点に各地でリノベーションデザインをしながら、
大家になることを目指しているフジイです。

本業では住宅や店舗のリノベーションを
デザインから作ることまで一貫して行なっています。

今年の春ごろ、親戚のご夫婦から
「中古住宅をフルリノベーションするから、相談乗ってくれない?」というお話から、
「全体の内装相談と造作家具の制作」をさせていただきました。

※全体の計画の記事はこちら
(URL)https://magazine-365.com/furniture-1/

相談いただいた内容は以下の6項目。

⒈ オーダーメイドの洗面台が欲しい
⒉ 手洗いカウンターが欲しい
⒊ 乾燥機の専用台が欲しい
⒋ 各所の収納を作って欲しい
⒌ 外壁を板張りしたい

今回は、その内『⒊ 乾燥機の専用台が欲しい』の制作編をお届けします。

では制作した内容をご覧ください。

計画のおさらい

※前回の記事はこちら

計画したプランはこちら。

・家具のように馴染むデザイン
・床おきして取り出しやすく、天板も作業台して使えるように

これ加味して設計した専用台を製作していきます。

木材カット

設計図を元に各部の素材をカットしていきます、。
使用した材は、“ホワイトオークの突板ランバー”。

木目は柾目のホワイトオーク材で、シンプルながら温かみのある素材です。

箱物にするためジョイント部分を“ダボ継ぎ加工”していきます。

※ダボ継ぎの詳細はコチラ
【家具製作】#3 造作の洗面台をつくる|制作編
広島を拠点に各地でリノベーションデザインをしながら、大家になることを目指しているフジイです。本業では住宅や店舗のリノベーションをデザインから作ることまで一貫して行なっています。今年の春ごろ、親戚のご夫婦から「中古住宅をフル...

続いて仮組みをして大まかな形をチェックします。

「サイズは問題ないか」「強度は大丈夫か」「ビスが表に出ていないか」などなど。

補強が入っていますが、仮組み完了。

塗装

【 ベース 】オイルフィニッシュ

塗装動画は撮り忘れていたため、一緒に作った同素材の洗面カウンターの映像

ベース全体の塗装をオイルフィニッシュで仕上げます。

使った塗料は「ワトコオイル / ナチュラル」。

ワトコオイルは木材の表面に塗膜を作らず内部の浸透して膜をつくるオイル仕上げの塗料です。
ツヤを作らず木目を残したまま、透明感のある濡れた深みのある風合いになります。

色名に“ナチュラル”とついてはいるものの透明のオイルのようで、
動画で見てもらうと分かる通り、塗った瞬間濡れたような色になりそのまま定着していきます。

【 表面 】ウレタン塗装

塗装動画は撮り忘れていたため、一緒に作った同素材の洗面カウンターの映像

2工程目に、天板表面を防水仕様にするため、「ウレタン塗料」で塗装をします。

ベースの浸透するオイルフィニッシュと違い、表面に膜を作るウレタン塗装。
カウンターなど水が触れるとこでは、カビが発生しないように必須の工程です。

設置

ここまでは別の作業場で加工をしていたので、
この日から現地にて設置に入ります。

現場では別の職人さんが作業をしてるので、
気を遣いながらの作業になります。

ほぼ組み立て状態で搬入したため、
設置と扉など細かい取り付けをして完了です。

完成

本体、排気ダクトなどが設置され完成です。

オーダーメイドで専用設計したため無駄な部分がなく、
不要な部分は隠し、家具と化す。
メンテナンスのことも考え、ダクト部分などは開閉可能な扉となっています。

当初の計画通り、「空間に馴染むデザイン」と「作業台としての天板」となりました。

長々とお読み頂きありがとうございました。
次回は、『各所の収納』についてです。


フジイ トモキ / 365 WORKS・代表
(@365_works )

「家をつくる、日々をつくる」を コンセプトに
住宅リノベーションを デザイン・セルフビルドしています。

主なお仕事
・住宅のリノベーション
・家具の製作
・DIYの相談、手助け

1990年生まれ、瀬戸内→大阪→東京→瀬戸内

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