【家具製作】#5 手洗いカウンターをつくる|制作編

DIY

広島を拠点に各地でリノベーションデザインをしながら、
大家になることを目指しているフジイです。

本業では住宅や店舗のリノベーションを
デザインから作ることまで一貫して行なっています。

今年の春ごろ、親戚のご夫婦から
「中古住宅をフルリノベーションするから、相談乗ってくれない?」というお話から、
「全体の内装相談と造作家具の制作」をさせていただきました。

※全体の計画の記事はこちら
(URL)https://magazine-365.com/furniture-1/

相談いただいた内容は以下の6項目。

⒈ オーダーメイドの洗面台が欲しい
⒉ 手洗いカウンターが欲しい
⒊ 乾燥機の専用台が欲しい
⒋ 各所の収納を作って欲しい
⒌ 外壁を板張りしたい

今回は、その内『⒉ 手洗いカウンターが欲しい』の制作編をお届けします。

では制作した内容をご覧ください。

計画のおさらい

※前回の記事はこちら
https://magazine-365.com/furniture-4/

計画したプランはこちらの、多機能な洗面台兼カウンター。

ポイントは、

  • カウンター+丸型ボウルでシンプルに
  • 丸型ミラーを壁面に

こちらを制作していきます。

木材カット

天板になる材をカットをしていきます。
使用した材は、“ホワイトオークの突板ランバー”。

加工自体は洗面ボウルの下に配管が通る穴を開けるだけ。

あとは小口(板の側面)を隠す、板の同じ素材の“小口テープ”を貼ります。

塗装

【 ベース 】オイルフィニッシュ

前々回の『洗面カウンター』と同じで、1工程目にベース全体の塗装をオイルフィニッシュで仕上げます。

使った塗料は「ワトコオイル / ナチュラル」。

ワトコオイル ナチュラル 透明 3.6L(約18平米分) WATCO 油性 木部 屋内用 オイルフィニッシュ ステイン

ワトコオイルは木材の表面に塗膜を作らず内部の浸透して幕をつくるオイル仕上げの塗料です。
ツヤを作らず木目を残したまま、透明感のある濡れた深みのある風合いになります。

色名に“ナチュラル”とついてはいるものの透明のオイルのようで、
動画で見てもらうと分かる通り、塗った瞬間濡れたような色になりそのまま定着していきます。

【 表面 】ウレタン塗装

2工程目に、天板表面を防水仕様にするため、「ウレタン塗料」で塗装をします。

ベースの浸透するオイルフィニッシュと違い、表面に膜を作るウレタン塗装。
カウンターなど水が触れるとこでは、カビが発生しないように必須の工程です。

設置

カウンターから設置をします。
正面から見た時シンプルの見せるため、棚受けなどの金物は使わずに壁へ取り付けます。

次は水栓関係を取り付け。
ブラックの混合水栓がアクセントです。

使用した水栓はサンワンカンパニーの「ニューベガトール混合水栓 ブラックマット」

https://www.sanwacompany.co.jp/shop/p/TA05159N/

洗面ボウルを取り付けます。
裏側にコーキングを付け、接着します。

使用した洗面ボウルはサンワンカンパニーの「シガラキエン400 白雪」

https://www.sanwacompany.co.jp/shop/p/WA06230/

最後にカウンター下の排水金具を取り付けて完了です。

完成

照明・ミラーを取り付けて完了です。

当初の予定のミラーがどうしても在庫が復活せず、
急遽ミラーと照明を真鍮にするというプチハプニングがありました。

しかしシンプルでこじんまりしているので、
エンランスを入って、すぐ目に入っても安っぽくない手洗いカウンターができました。

次回は、『乾燥機の専用台』についてです。

長々とお読み頂きありがとうございました。


フジイ トモキ / 365 WORKS・代表
(@365_works )

「家をつくる、日々をつくる」を コンセプトに
住宅リノベーションを デザイン・セルフビルドしています。

主なお仕事
・住宅のリノベーション
・家具の製作
・DIYの相談、手助け

1990年生まれ、瀬戸内→大阪→東京→瀬戸内

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